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【宅建に3ヵ月で合格】スケジュール・テキスト・進め方

悩む人

宅建を3ヶ月で合格したい!できるかな?

宅建試験に初心者が合格するために必要な勉強時間は、独学の場合、300時間~400時間といわれています。

本来であれば、半年前から猶予をもって勉強することがのぞましいですが、試験まで3ヵ月しかない人に向けて、短い期間で合格できる勉強法を解説していきます。

3ヶ月で合格を目指す場合、1日に4時間ほど勉強する必要がある計算です。


3ヶ月、毎日4時間勉強するのはハードですよね。


少しでも必要な勉強時間を少なくするために、気を付けるべき勉強のポイントと、スケジュールの組み方を解説していきます。



結論

  • 「宅建業法」は9割を目指して勉強する
  • 「民法等利権関係」は安定して7割をとれるまで繰り返し勉強する
  • 最後の3週間は過去問をひたすら解く


記事の信頼性・筆者の経歴

  • 宅建試験など、10以上の資格保持者。
  • 効率的な勉強法を発信中。


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宅建試験の出題問題・点数配分・合格点

宅建試験を効率よく勉強するために、まずは試験の全体像を把握しましょう。

試験の全体像を踏まえて、効率よく勉強できるポイントを解説していきます。


出題問題・点数配分

宅建試験では5つの試験科目が出題されます。

試験科目問題数
民法等利権関係14問
宅建業法20問
法令上の制限8問
その他関連知識8問


「宅建業法」が一番出題数が多く、その次に「民法等利権関係」が多いです。


合格点

合格点は公式には公表されていませんが、100点満点中70点以上を取れば合格できるといわれています。

足切り点はないので、科目ごとに獲得する点数にばらつきがあっても大丈夫です。



合格点70点を取るためのおすすめの点数配分は次のとおりです。

下表のような点数配分で全体で8割をとれるように勉強をすることで、試験当日に確実に合格できるように勉強をすることをおすすめします。

試験科目目指す点数
民法等利権関係7割
宅建業法9割
法令上の制限8割~9割
その他関連知識7割~8割




ポイントを解説していきます。

宅建試験を3ヶ月で合格するためのポイント

宅建試験に効率的に勉強するためのポイントは、「宅建業法」と「民法等利権関係」を重点的に勉強することです。



理由を解説していきます。

宅建業法

出題される問題数50問のうち、宅建業法が20問出題されるので、全体の40%を占めます。


「宅建業法」とは、お客様に不利益が生じないための宅建業者や宅地建物取引士のルールで、宅建試験の中で基礎となる試験科目です。



宅建業法は過去問と類似した問題が出題されるため、勉強したら必ず得点に繋がる科目です。

逆に言うと、勉強した分得点につながる科目であり、出題数が多いことから、宅建業法で点数が取れないとほかの人との差が開いてしまいます。


宅建業法は全問題の基礎にもあたるので、一番最初に勉強して、9割(40問中36問)が取れるように勉強をしてください。

民法等利権関係

出題される問題数50問のうち、宅建業法が14問出題されるので、全体の28%を占めます。

「宅建業法」の次に出題数が多い科目です。


「民法等利権関係」は民法の条文や判例について出題される科目で、「宅建業法」のように過去問を丸暗記する勉強で点数を伸ばせる科目ではありません。

「民法等利権関係」では過去の判例について問われることが多いですが、過去の判例は1000程度存在し、過去問と同じ問題がそのまま出題される可能性はとても低いです。

過去問や判例を覚えるように勉強するのではなく、「民法の考え方」「民法より優先される憲法」など、ポイントを理解をしてから問題を解きましょう。

「民法等利権関係」は難しい分、点数の差がつきやすい科目なので、「宅建業法」をある程度勉強したら次に勉強する科目として、試験直前まで勉強を継続することをおすすめします。

知識が定着するまで、解ける問題と解けない問題にかなりバラつきがある科目になるので、安定的に7割程度の点数が取れるまで、繰り返し勉強をしてください。


法令上の制限

出題される問題数50問のうち、宅建業法が8問出題されるので、全体の16%を占めます。

過去問によく出てくる各用語やルールを覚えれば、安定して点数を稼ぐことができる科目です。

1,2週間集中して勉強すれば安定して8割程度をとれるようになるはずなので、「法令上の制限」は短期集中型で勉強することをおすすめします。

なお、直近の法改正が問題に出題されることが多いので、法改正された試験直前にチェックしましょう。

その他関連知識

出題される問題数50問のうち、宅建業法が8問出題されるので、全体の16%を占めます。

税金の種類は多岐にわたりますが、実際に試験に出題される範囲は少ないため、問題集・過去問に出てきた問題を繰り返し解けば点数は安定して稼ぐことができます。

一方で、試験本番では必ず何問か応用問題が出るため、満点を目指すのは難しいです。

7割程度の点数が取れれば十分なので、できるだけ短い期間で7割程度をとれるように勉強をしましょう。

宅建試験のおすすめテキスト&勉強スケジュール

おすすめテキスト

勉強にあたって使用する教科書&問題集は次の2冊です。


用意するテキストとしては、わかりやすい教科書と問題集を用意すれば十分です。

私のおすすめは「みんなが欲しかったシリーズ」です。


TACが出版しているテキストで、要点がわかりやすくまとまっています。

Amazonの宅建のテキストの中で1位で、評価も4.3ととても高評価です。

他のテキストを使って勉強するのもいいですがテキストと問題集はリンクしている部分が多いので、同じシリーズを選ぶことをおすすめします。




勉強スケジュール

おすすめの勉強スケジュールは次の通りです。


勉強手順

  • 最初の1週間で教科書を読破
  • 宅建業法→利権関係→法令上の制限/その他関連知識の順番で勉強
  • 最後の3週間はひたすら過去問を解く



ポイントは、「3.ひたすら過去問を解く」です。

試験の直前は過去問を何度も解いて、完璧に解けるようにすることを意識してください。

過去問は公式HPでダウンロードすることができます。


問題集はあまり応用問題が出題されないので、試験直前は過去問で試験の難易度に慣れることが重要です

法改正が定期的にあるため、過去5年分をしっかり解ければ十分です。

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