簿記 簿記2級

【第159回・11月試験】簿記2級に落ちた人へ。私が2回落ちて気づいた受かるポイント。

2021年10月13日

第159回簿記2級に落ちた
悲しい犬

簿記2級に落ちた・・・。けど、次回絶対受かりたい!

11月開催・第159回簿記3級の試験お疲れ様です!

今回の試験で惜しくも合格を逃してしまった人に向けて、 簿記2級を2回落ちた経験のある私が次回絶対合格できる方法を解説していきます。


簿記2級は合格率が低く、年間8万人が落ちる資格です。

難関な資格であることは間違いないですが、ポイントを押さえれば必ず合格できます。


せっかく勉強を始めたのだから、絶対に受かりましょう!


結論:簿記2級に合格するために気を付けるポイント

  • 仕訳(大問1)・工業簿記(大問4,5)は満点を取るつもりで挑む
  • 大問2,3に見たことのない問題が出ても焦らず部分点を狙う
  • 当日の得点を勉強段階から意識する


記事の信頼性・筆者の経歴

  • 簿記2級、その他10以上の資格保持者。
  • さまざまな方法で資格の勉強経験あり。
  • 合格に直結する効率的な勉強が得意。


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簿記2級に落ちる割合ってどれくらい?

簿記の合格率の推移は以下のとおりです。

回にもよりますが、受験者の4人に3人は落ちる試験で、年間10万人が落ちます

実受験者数とは、申し込みした人数でなく実際に試験会場にて受験した人の数なので、ある程度勉強している人の数になります。

合格するのがむずかしいことがわかりますよね。


そのため、ただやみくもに時間をかけて勉強して、受かる資格でないことがわかります。


実受験者数合格者数合格率
158(2021.6.13)22,711名5,440名24%
157(2021.2.28)35,898名3,091名9%
156(2020.11.15)39,830名7,255名18%
155(2020.6.14)中止中止中止
154(2020.2.23)46,939名13,409名29%
153(2019.11.17)48,744名13,195名27%
152(2019.6.9)41,995名10,666名25%
151(2019.2.24)49,766名6,297名13%
150(2018.11.18)49,516名7,276名15%
149(2018.6.10)38,352名5,964名16%
148(2018.2.25)48,533名14,384名30%
147(2017.11.19)47,917名10,171名21%
146(2017.6.11)43,767名20,790名48%
145(2017.2.26)60,238名15,075名25%


簿記2級に落ちないための秘訣

簿記2級の試験を3回受けた筆者が、重要だと感じたのは次の3点です。

  • 仕訳(大問1)・工業簿記(大問4,5)は満点を取るつもりで挑む
  • 大問2,3に見たことのない問題が出ても焦らず部分点を狙う
  • 当日の得点を勉強段階から意識する


仕訳(大問1)・工業簿記(大問4,5)は満点を取るつもりで挑む

仕訳問題(大問1)と工業簿記(大問4,5)は出題パターンが決まっているため、勉強すれば点数が取れます。

そのため、大問1,4,5は高得点が取れるまで勉強してください。


特に大問1で出題される仕訳は大問2,3にも活きるので、一番最初に勉強することをおすすめします。


大問2、3に見たことのない問題が出ても焦らず部分点を狙う

商業簿記の大問2,3は見たことのない問題が頻出します。

「やったことない問題が出た!」と焦って、その問題に時間を使ってしまうともったいないです。


初見の問題が出ても焦らずに大問ごと飛ばして、解ける問題を一通り解き終わってから戻ってきましょう。

全く見たことのない問題でも、部分点を狙えば5点くらいとれるので、確実に点数を取りに行ってください。

当日の得点を勉強段階から意識する

勉強しているときから試験当日に狙う得点配分を大問ごとに設定することをおすすめします。

自分の得意分野と苦手分野をちゃんと把握して、どうやって合格点である70点を獲得するかイメージしてください。

最初にイメージを作ることで、自分がどの問題にどれくらい力を入れて勉強すればいいのか見えてくると思います。


私は以下のとおり得点配分をイメージして勉強していました。

  • 大問1:16点/20点
  • 大問2と3合計:20点/40点
  • 大問4と5合計:36点/40点


簿記2級に落ちたパターンごとの勉強法

簿記2級に落ちる理由は次の3つが考えられます。

159回ペーパーテストの問題の難易度は低かったので、②③のどちらかに該当すると思います。

  • 試験当日の問題が難しかった
  • 自分の知識に偏りがあった
  • 自分の知識が全体的に足りてなかった


それぞれのパターンに応じて、次のテストに向けてやるべきことを解説していきます。



パターン①試験当日の問題が難しかった

こんな場合は試験問題が難しかったから落ちてしまったと言えるでしょう。

  • 合格率が15%以下の回を受験した。
  • 自分の得点が60%~69%と惜しかった。


簿記2級は絶対評価なので、合格点である70点を超えると合格になります。

試験問題の難しさや周りの受験生のレベルに左右されないので、試験問題によって合格率が異様に低い年もあります。

簿記2級の合格率は20%~25%程度なので、15%以下の合格率だと試験問題が難しかったといえます。

なお、合格率が低い回でも点数が59点以下の人は、自身の知識不足が原因で落ちている可能性があるので要注意です。

次の試験に向けてどうやって勉強する?

試験問題が難しくて惜しくも落ちてしまった人は、予想問題集を何度も解くことをおすすめします。

予想問題集は普通の問題集と違って当日の出題形式で出題されるので、時間を区切って勉強することができます。

また、問題集と違って応用問題が頻出するので、自分の知識をレベルアップするのにぴったりです。

どんな問題が出ても対応できるようにより多くの問題に慣れておくことが重要です。


>>おすすめ予想問題集



パターン②自分の知識に偏りがあった

こんな場合は自分の知識に偏りがあって落ちてしまったといえるでしょう。

  • 15点程度とれている大問もあれば、0点に近い大問がある
  • 全体で50点は取れている


次の試験に向けてどうやって勉強する?

すでに使っている問題集で自分の苦手分野を解きなおしましょう。

仕訳や工業簿記の点数を毎回安定的に取れるようになると合格がみえてくるので、これらの点数がとれていない人は重点的に復習してください。

ある程度全体的に解けるようになったら予想問題集を解いて、試験本番の問題になれましょう。

>>おすすめ予想問題集



パターン③自分の知識が全体的に足りてなかった

次に該当する人は、自分がわからない点をそのままにして勉強をすすめてしまっている可能性が高いです。

わからないところは講師に質問できたり、勉強のスケジュールを管理してもらえる勉強法がおすすめです。

  • 点数が50点以下
  • 得意な問題がない
  • 解説を読んでもわからない問題が多くある


次の試験に向けてどうやって勉強する?

通信講座で勉強をいちから始めることをおすすめします。

おすすめは、サポート体制が充実しているユーキャンです。

ユーキャンは次のサポートが受けらるので、独学で勉強がうまくいってない人にぴったりです。


  • 質問サービス

質問は1日3回まで可能です。

メールまたは郵送で質問すると、講師陣や専門スタッフが丁寧に回答してくれます。


  • 添削課題

添削課題を5回受けられるため、「何となくわかった気になっていた」「わからないまま進めてしまった…」ということもありません。

丁寧な解答つきで返却されるので、自分では気付かなかった弱点や得点アップのコツも知ることができ、合格に近づけます。


  • 専用スケジュール

受講スタート時に、学習開始月に合わせて専用の学習スケジュールが届きます。

決められたスケジュールとおりに学習をすればいいため、ムリなく合格力が身につきます。




添削課題が5回も受けられるのは心強いですよね。

独学で勉強すると自分の弱みを客観的に確認することができないので、簿記の専門知識がある人に添削してもらうことで、自分に足りないポイントを確認できる通信講座がおすすめです。


ユーキャン公式サイト



以下記事ではおすすめの通信講座を詳しく解説しています。

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