ITパスポートの合格ラインは？合格に必要な問題数をお伝えします。

悩む人

ITパスポートの合格ラインは？

ITパスポートの合格点は一般的な資格試験と違い「全体の〇％取れば合格」というわけではありません。

「出題される問題は一部は評価対象でない」という特殊な試験方式をとっています。

合格できる最低ラインを知っておかないと、効率的に勉強できないですよね。

そこで、公式が公開している情報をもとに、合格できる最低点を計算しました。

結論

合格ラインは全体は6.4割以上、各分野は4割以上

記事の信頼性・筆者の経歴

ITパスポート、その他10以上の資格保持者
効率的な勉強が得意
様々な資格について日々発信中

公式サイトに記載の合格基準

ITパスポートの公式サイトには合格基準について次のとおり記載されています。

全体でも、各分野ごとでも足切り点があります。

総合評価点
600点以上／1,000点(60%)

分野別評価点
      ストラテジ系　　300点以上／1,000点(30%)
      マネジメント系　300点以上／1,000点(30%)
      テクノロジ系　　300点以上／1,000点(30%)

上記だけを読むと「全体は6割、各分野は3割以上正解すれば合格」と読めますが、そうではありません。

なぜなら次のとおり、出題される問題100問のうち、8問は評価されない問題だからです。

出題される問題数

分野	出題数	評価数
ストラテジ系	35	32
マネジメント系	20	18
テクノロジ系	45	42
合計	100	92

評価されない8問は全部正解していても全く合格に繋がりません。

また、評価されない8問がどの問題なのか解いている側にはわかりません。

「苦手な分野は3割を狙って勉強しよう！」と思ってギリギリを狙って勉強すると、合格点に達していない可能性があるので要注意です。

全体で6割、各分野で3割以上の正答率では合格できない可能性あり。

それでは、具体的に何点取れば確実に合格できるのかを解説していきます。

合格に必要な正解数

上記に記載のとおり、100問中8問が合格評価に反映されず、その8問は試験中に確認することができません。

例えば、100問中60問正解して、正解した60問のうち8問が評価されない問題だった場合、あなたの点数は52問/92問で57点になってしまいます。

そこで、100問中何問正解すれば確実に合格できるのか以下のとおり計算しました。

総合評価点
64問／100問 (64%)

分野別評価点
      ストラテジ系　　13問／35問 (37%)
      マネジメント系　8／20問 (40%)
      テクノロジ系　　16問／45問 (36%)

上記から、全体は6.4割、各分野は4割正解しないと合格できないことがわかりました。

<参考>計算方法

上記の計算方法を解説していきます。

総合評価点

まず合否の評価対象である92問中6割をとらないと合格できません。
⇒評価対象92問×60%＝55.2問

評価対象にならない8問は正解しても合否に関係がないので、8問すべて正解したけど合否に関係がないという一番コスパの状況を考えます。
⇒55.2問＋8問＝63.2問

選択問題のため部分点がないので、繰り上げます。
⇒63.2問≒54問

全体100問のうち、仮に合否に関係のない8問すべて正解したと仮定しても、54問正解していれば合格点をとれます。

分野別評価点

マネジメント系を例にあげます。

まず合否の評価対象である18問中3割をとらないと合格できません。
⇒評価対象18問×30%＝6問

評価対象にならない2問は正解しても合否に関係がないので、2問すべて正解したけど合否に関係がないという一番コスパの状況を考えます。
⇒6問＋2問＝8問

全体20問のうち、仮に合否に関係のない2問すべて正解したと仮定しても、8問正解していれば合格点をとれます。

ITパスポートの合格ライン・まとめ

一見、全体6割・各分野3割をとれば合格できると思われがちのITパスポートですが、

全体6.4割、各分野4割とらないと確実に合格ラインに達しているとは言えません。

そのため、苦手な分野でも4割をとれるように勉強することをおすすめします。

ITパスポートの合格ラインは？合格に必要な問題数をお伝えします。

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公式サイトに記載の合格基準

合格に必要な正解数

<参考>計算方法

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